2025年秋に配信が始まった Windows 11 バージョン 25H2 は、安定性と使いやすさを重視した年次大型アップデートです。
この記事では、Windows 11 25H2の特徴・アップデート方法・注意点を、初心者でも迷わないように解説します。
Windows 11 25H2 とは?
Windows 11 25H2 とは、最新年次アップデートであり、安定性やパフォーマンスの向上を中心とした改善が行われています。25H2の注目ポイントは次の通りです。
・2025年10月から順次配信されている年次大型アップデート
・前バージョン 24H2 と OS コアを共有し、大幅な新機能よりも安定性・快適性の改善に重点
・24H2 からの更新は「有効化パッケージ」で提供され、再起動1回・数分で完了
・23H2 以前のバージョンは、まず 24H2 にアップデートしてから移行が必要
ポイント
従来の大型アップデートより短時間で完了するため、作業の区切りのタイミングでも実行しやすいのが特徴です。アップデート前の確認事項と注意点
・前提条件:24H2 がインストールされていること
・バックアップ:重要なファイルは OneDrive や外部ストレージに保存
・空き容量:Cドライブに 20GB 以上推奨
・周辺機器:USB機器は一時的に外すとトラブル防止に有効
・設定確認:「更新を一時停止」になっていないかチェック
Windows 11 25H2 アップデート方法
方法1|Windows Update から自動更新(推奨)
Windows 11 アップデートの詳しい手順は次のとおりです。
1.スタートボタンをクリックして「設定」アプリを開き、「Windows Update」をクリック
2.「更新プログラムのチェック」をクリック
3.「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のオプションをオンにする
4.「Windows 11, version 25H2 が利用可能です」と表示されたら「ダウンロードしてインストール」をクリック
5.インストールが完了したら、「今すぐ再起動」をクリックして適用する
※ 他の更新プログラムがある場合は、先にそれらをインストールしてから、再度チェックしてください。
ポイント
ノートパソコンの場合は、 ACアダプタを接続してから実行しましょう。
方法2|手動で更新
Windows Updateに表示されず、すぐにアップデートしたい場合の方法です。
1.Microsoft公式サイトの「Windows 11 のダウンロード」ページ にアクセス
2.「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロードして実行
3.画面の指示に従い、「同意してインストール」を進める
Windows 11 25H2 アップデートで得られるメリット
今回の年次アップデートでは、日常的な使いやすさと安全性を重視した機能強化が多数盛り込まれています。
特に初心者からビジネスユーザーまで幅広く恩恵を受けられる内容となっており、以下のようなメリットがあります
・セキュリティ強化:最新の脅威に対応
・AI機能の拡張:Copilot の強化で作業効率アップ
・パフォーマンス改善:起動やアプリ動作がよりスムーズに
・UI改善:設定画面が整理され、初心者でも操作しやすい
Windows アップグレードでよくある質問
ここからは、Windows アップグレードでよくある質問をまとめました。Q. Windows 10 からでも Windows 11 25H2 にアップグレードできますか?
- A. システム要件を満たしていれば可能です。
- まず Windows 11 にアップグレードします(CPU、TPM 2.0、UEFI/Secure Boot、RAM 4GB以上、ストレージ64GB以上などの要件を満たす必要があります)。 アップグレード可能かどうかは、Microsoft公式の「PC 正常性チェック アプリ 」を使うと確認できます。Windows 11 へ移行後、Windows Update から 24H2 → 25H2 と順に更新します。 もっと詳しく「 PC 正常性チェック 」 をダウンロードし、Windows 11 の更新が可能かチェックする方法 ( Windows10 )
Q. Windows 11 23H2 を使っています。25H2 に直接アップデートできますか?
- A. 23H2 から直接 25H2 に移行することはできません。
- まず 24H2 にアップデートし、その後 25H2 に更新する必要があります。これは 25H2 が「24H2 をベースにした有効化パッケージ形式」で提供されているためです。
Q. アップデートでデータやアプリは消えますか?
- A. 通常は消えず、25H2 へのアップデートは、既存のファイルやアプリを保持したまま適用されます。
- ただし、万一の不具合や互換性の問題に備えて、事前に OneDrive や外部ストレージにバックアップ を取っておくことをおすすめします。
まとめ:Windows 11 25H2 へのアップデートは計画的に
Windows 11 25H2 は、短時間で適用できる軽量アップデートです。特に 24H2 を利用中のユーザーは、再起動1回で移行できるため早めの更新がおすすめです。
アップデート前には必ずバックアップを取り、安定したネットワーク環境で実行しましょう。 また、アップデート後は 「設定 > システム > バージョン情報」 からバージョン番号が「25H2」になっているか確認しておくと安心です。
必要に応じて Windows Update の更新履歴やドライバーの状態もチェック しておくと、より安定した環境で利用できます。

